限界集落トリプル村役場

主に、参考にしてはいけないトリプルバトルの構築を紹介しています

マイナーポケモンで勝つために考えていること

中堅、マイナーポケモンで勝ちたいと思っている方は多いと思います。
というか、私がこれまでポケモンというゲームをやってきて、いわゆるガチ勢よりそういった方が圧倒的に多いように感じました。

かくいう私もメジャーとはいえないポケモンを使おうとしたり、実際にパーティに組み込んで結果を残したい…という気質があるので、そういった方々の気持ちはよく分かります。
実際、INCではゴルダックキングラージャパンカップではレントラーを入れたパーティを使っていましたし、現在もパウワウユニランに可能性を感じ、いいパーティが作れないかと思案中です。

さて、今回はそんな私が中堅以下のポケモンを採用して勝つために考えていることをまとめてみようかと思います。
ただし、私自身さほど勝てていないので、参考程度にとどめておくのが賢明かと思われます。


①メジャーポケモンを使ってみる

中堅以下のポケモンを活躍させようと思ったうえでやってはいけないことのひとつに「メジャーポケモンを毛嫌いする」ことが挙げられます。

メジャーポケモンを使ってみることで「なぜメジャーたる存在なのか」逆に「なぜこのポケモンは中堅止まりなのか」といったことが見えてくると思います。
対戦経験を積むことによって、「このポケモンを活躍させるにはどうしたらいいか」ということが考えやすくなるでしょう。

また、同じくやってしまいがちなのが「6匹全てマイナーポケモンで固めること」です。
もちろん、1勝するまでに10敗してもいいという方ならそれでもいいでしょう。というか、このブログを見ている暇があったら、その1勝のためにフリーなりレートに潜って試合をしましょう。
しかし、そうではない、自分の使いたいポケモンを採用しつつある程度の勝率もほしい、と思ったら躊躇せずにメジャーだろうとなんだろうとそのポケモンとの補完に優れたポケモンを入れましょう。

メジャーポケモンはやはり腐ってもメジャーポケモン
パーティの多くがマイナーポケモンでもそのポテンシャルを引き出すことに一役買ってくれることでしょう。
逆にマイナー6匹で固めると、どうしても致命的な弱点が多くなりすぎてなかなか勝てない…といった悔しさと歯がゆさを味わうことが多くなります。
どんな世界でもそうですが、個々の能力の差というものは、どうしても埋められる差に限界があるのです。
サッカーの代表チームと違って相手も自分も選択肢は同じだけある(既に配信終了した特殊なポケモンを除く)のですから、その選択肢を自ら減らすというのはもったいないことのように思います。


②いろいろなルールで試してみる

マイナーポケモンを活躍させたい!と考えているのに、シングルしかやったことがないという方はいませんか。
全体的にシングル勢が多いというのは想像に難くないですが、中堅・マイナーポケモンを活躍させて勝ちたいと思っている方がシングルしかやったことがない、というのは私からすれば矛盾した行為に思えます。

先ほども似たようなことを言いましたが、「自ら選択肢を減らす」というのは自分の可能性も減らすことに繋がります。
シングルではどうにも活躍させてあげられない…と感じたポケモンでも、舞台を移せば一躍スーパースター級、なんてこともあります。

分かり易い例がカポエラー
シングルのカポエラーはそれこそ中堅ポケモンを好んで使いそうな方のパーティに入っていそうなポケモンといったところで、お世辞にもメジャーとはいえません。
しかし、ダブルやトリプルでは最メジャー級ポケモンであり、どんなパーティに入れても活躍が見込める汎用性の高いポケモンとして、多くの方が採用しています。

同じ格闘タイプのカイリキーもシングル、そしてダブルやトリプルでもメジャー級からはワンランク下の位置付けである印象は拭えません。
ところが、ローテーションではカイリキーの対策は必須とまで言われ、格闘タイプの中ではキノガッサローブシンといった、シングルでもおなじみのポケモンたちに負けないほどの人気を誇っています。

パラセクトも普段はリザードンのサンパワーの破壊力を示す引き立て役として進化前のパラスが出てくるくらいですが、トリプルバトルでは雨パを中心にそこそこの採用率を誇ります。

このように、舞台や環境が変われば、活躍させやすいポケモンもそれに伴って変化するのです。
「○○を使おう!」と思ったとき、シングルバトルしか選択肢がないのと、「こいつは『ねこだまし』を覚えるからダブルで使ってみよう」「このポケモンはローテだと強そう」といった具合に「どのルールなら一番活躍させられそうか」を考えられるのとでは、その先の「勝てるかどうか」も含めてまったく違うものになると思います。
私も総合レートを始めてからの方が、それ以前よりもユニークなポケモンや型を組み込む頻度が増えたように感じています。

繰り返しになるようですが、ポテンシャルで劣るポケモンを自ら使って勝とうとしているのに、選択肢を減らすのは矛盾していると思います。

与えられた可能性はすべて活かす。
それは採用するポケモンも対戦するルールも同じことです。

というわけで総合レートやりましょう!(宣伝)


③差別化を意識し過ぎない

中堅・マイナーポケモンを使う上で毎回課題となるのが「メジャーポケモンとの差別化」です。
メジャーポケモンと同じことをするのであれば、スペックが高いメジャーポケモンの方を使えばいいという話になりますからね。

しかし、これも極端にやりすぎると、役割であったり採用理由がかえって不明瞭になってしまい、逆に勝率を落とす要因にもなり得ます。

たとえば、エルレイドは格闘タイプとしては豊富な補助技が光るポケモンです。でんじは、おにび、トリックルーム、みちづれ、おきみやげ、アンコール…など、枚挙に暇がありません。
ところが、他のポケモンとの差別化を考えて補助技を入れ過ぎたら、逆に選出しづらくなった…という経験、エルレイドに限らずあると思います。
そして、エルレイドの場合、攻撃技オンリーでハチマキ持たせてインファイトやサイコカッター(しねんのずつき)でひたすら殴るのも案外強かったりします。
そもそも、エルレイドはエスパー複合という差別化要素が最初から存在し、同タイプのチャーレムとは安定打点のインファイトラティオスのメガネりゅうせいぐんを無理なく耐えられる特殊耐久で既に差別化、棲み分けはできています。

「まったく違うポケモン」を意識する必要はありません。「ちょっと違う」だけでも採用するか否かの決定的な要素となることはよくあります。
先のエルレイドでいえば、「アンコール」を採用するだけで見た目上は「ちょっと違う」だけですが、実際に使ってみると「まったく違う」印象を持つはずです。


④負け試合を考察する

これについてはガチパだろうとマイナーパだろうと同じですが、特にマイナーパを使う場合、「マイナーパでガチパに勝った!」という嬉しさが先行してしまい、負け試合を見つめ直すことがなおざりになってしまいがちです。
私もそういう嫌いがあるのであまり言えたことではないですが…

そもそも、負けたときに言い訳をしていませんか。
「相手がガチパだから」「自分がマイナーポケモンを使っているから」など。特に後者は自分で使っておいて何を言っているんだか、という感じですが、実際にこういう人もいないことはないというのがこの世界の恐ろしいところです。前者にしても、マイナーポケモンを使っている人の多くは「マイナーポケモンでガチパを倒したい」と考えていることでしょうし、やはり言い訳は言い訳に過ぎないですね。
スポーツをやっていて監督が「今日の勝利は俺の指導の賜物」と言った次の試合には「今日負けたのはお前らのプレーが悪かったから」などと言う人だったらどう思いますか。
負けて言い訳するくらいなら、勝ったときに「メジャーポケモンしか使いこなせないやつよりどんなポケモンでも使いこなせる俺の方が強い」と(実際に言うかどうかは別で、心持ちの問題として)言えるよう自分の実力を高めた方がいいのではないでしょうか。

「何故、負けたのか」を考えることで、パーティやプレイングをよりよいものにしていきましょう。
「試合内容なんかいちいち覚えてない」という方は、バトルビデオに保存して、それをもう1回見てみるのが手軽でいいと思います。1試合しか保存できないのが難点ですけどね。

それと、シングルではよくある「交換読み交換」ですが、私から言わせればあんなのは単なるギャンブル、じゃんけんと大差ないのでうまくハマったからといってドヤ顔するのはやめましょう。
むしろ、戦況的に「交換読み交換をせざるを得ない状況にしてしまったこと」を見つめ直すべきだと思います。
理想的なのは相手のプレイングに依存した行動をとることなく勝つことですからね。
その意味ではポイヒガッサはその典型なのですが、どうもこういったポケモンは毛嫌いされる傾向にあるようです。まあ、ギャンブルチックな方が闘っている感じがするというのは分かりますが、それは決して凄いことではないので、交換読み交換が礼讃されることに違和感を抱くわけです。


⑤楽しくやる

最後はこれに尽きます。

ぶっちゃけ、所詮はゲームなのです。
職業にして金を貰っているわけではないし、ただの息抜きで始めたはずなのに、その息抜きでイライラしたり追い込まれたりするのは悲しいことです。

よく「結果」か「内容」か、「楽しむことより勝利を優先しろ」といったことが、勝負の世界ではよく言われますが、果たしてどちらかしか選べないものなのでしょうか。
私はそうは思いません。むしろ、私は闘う者として得られる(得たい)ものはすべて得たいと思っています。

結果も内容も楽しむことも、私にとってはすべて優先順位の付けようのない大切なものです。

結果の伴わない内容には何の意味もないですし、同時に内容の伴わない結果も何の意味もないものだと思っています。

対戦相手をリスペクトして全力で勝利を目指す。そして、自分のプレーをした上で楽しくできれば最高ですね。
なんだかサッカーの話をしている感じになっちゃいましたね(笑)
ただ、誰かと闘うという意味ではこういうメンタル的な部分はスポーツもゲームも大差はないと思います。

要するに、せっかく好きでやっているのだから、しかめっ面でやってもしょうがない。Keep Smiling(気楽にいこう)ってことですね。

毎回、Twitterでは誰かが騒いでそれを別の誰かが煽るなんて光景がよくあります。
私はそれを見て、どいつもこいつも器が小さいというか、狭い世界で生きているんだなぁ…という目で見ています。

それぞれ境遇や置かれた立場は違うんだから、仲良くしろとは言わないけど、否定しあうことはないんじゃないの、って思うんですけどね…
もちろん、議論はいくらでもすればいいですが、こういういざこざって明らかに議論とは空気が違いますし。
自分の価値観がすべてだと思っているお山の大将にはそれが分からないんですかね。
いじめも「狭い世界で生きている狭い価値観を持った人間の傲慢さ」によって起こるものだと思っているので、そういうのに通ずるものを感じます。

最後に不穏な空中リプみたいな発言をしてしまいました。まあ、話が脱線するのは私の悪癖ですし、さっきまでの発言こそ私の「価値観」なので、あまり気にしないでくださいね。

とにかく、ゲームなんだから肩の力を抜いて楽しくやろう!
ってことで、最後はなんかある意味、来月のトリプルオフに参加する自分に言い聞かせるかのような言葉になってしまいました(笑)