なんと、2年以上ぶりに「リトル」のカテゴリーを使いました(そもそも、既にあったことがびっくり)。
普段の対戦とはまったく毛色が異なるリトルバトルのオフに参加してきました。
ちょっと変わったルールの対戦が好きな私としては、それがオフで開かれるなら出ないわけにはいかない、と思っていました。
「リトルバトルって何ぞや?」という方のために、軽くルールを説明してから構築紹介に入ります。
ちなみに、今回のリトルバトルはダブルです。
リトルバトルとは、進化前のポケモンだけで対戦するルールです。
公式で開催された「ピカチュウ大会チュウ」とは異なり、中間ポケモン(サイドンやランプラー、レアコイル等)も使えません。
進化できるポケモンかつ1度も進化していないポケモンのみ使用可能、というわけです。
また、レベルは基本的に1~5(といってもレベル4以下にするメリットはあまりないですが)です。
そのため、ステータスの幅が狭く、レベル50とはまったく感覚が違います。
そして、これらの基本ルールに加え、今回は特別ルールが設けられました。
それはメガシンカを進化扱いとする、というルールです。
たとえば、リザードンはメガシンカしますが、リザードやヒトカゲという進化前が存在するので使用できません。
しかし、ガルーラはメガシンカする上に進化前が存在しないのでこのルールでは使用可(もちろん、メガシンカはできませんが)、ということですね。
このルールにおいて追加されるポケモンはガルーラ、プテラ、カイロス、ヘラクロス、クチート、ヤミラミ、アブソル、タブンネの8種類。
いずれもこのルールにおいては高種族値なので、これらを意識してパーティを組む必要があります。
そんなルールにおいて私が組んだパーティはこちら↓
ポケモン名 | 性格 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|---|
バネブー | おだやか | サイコキネシス | リフレクター | ミラーコート | トリックルーム | しんかのきせき |
パールル | れいせい | だくりゅう | ねっとう | まもる | れいとうビーム | しんかいのキバ |
クチート | いじっぱり | アイアンヘッド | じゃれつく | まもる | いわなだれ | いのちのたま |
ヘラクロス | いじっぱり | インファイト | メガホーン | いわなだれ | ストーンエッジ | こだわりスカーフ |
プテラ | ようき | いわなだれ | フリーフォール | おいかぜ | ワイドガード | きあいのタスキ |
アブソル | いじっぱり | はたきおとす | ダメおし | まもる | ちょうはつ | くろいメガネ |
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追加ポケモン4匹+輝石持ち+C2倍アイテム持ちという高ステータススイッチトリパ。
選出は下4匹でおいかぜを軸にするか、その4匹のうち2匹で場を荒らしながら後発バネブーパールルでトリル展開をして一掃する、という2通りがあります。
先発はプテラアブソルかヘラクロスアブソルが多く、上からのいわなだれ+ダメおしで圧力をかけます。
通常ダブルのプテラキザンのような並びですね。
クチートとヘラクロスは耐性が優秀なので、基本的には裏から出すことが多いですが、スカーフであることからヘラクロスは先発で出すこともあります。
こべつ↓
※直前に努力値を振っていたおかげで全ては間に合わず、一部ポケモンは努力値を振り切れていない状態で使いました。
ここに載せるのは努力値をすべて振った状態のステータスとなっています。
努力値:36-0-156-116-196-0(4余り)
実数値:23-6-12(18)-15-18(24)-12
調整の意図
効率重視でHPはやけど等の定数ダメージが24より少ない23
あとは耐久多めに。
言わずと知れた最強のポケモン。
通常のレートで無双なのだから、進化前しかいないこのルールでは全知全能の神、といったところか。
無難にサイキネとトリル、物理環境なのでリフレク、あまごいにするのを忘れていたため遺伝技のミラーコートがそのまま残っています。
予選5試合、決勝トーナメント1試合、計6試合で選出はゼロでしたが、これはバネブーを出すと勝利が確定してしまうからです。
KPは1でしたが、これは他の参加者のみなさんがつまらないオフにしないよう配慮した結果です。
努力値:236-0-0-244-0-0(28余り)
実数値:23-11-15-18(36)-12-7
調整の意図
HCぶっぱ
トリル下のエースとして真っ先に思い浮かんだポケモン。
しんかいのキバで驚異的な火力を持つ。
バネブーとはトリル役+トリル下のエースという役割関係だけでなく、アニポケで共演したというシナジーを持つ、まさに理想的なコンビ。
選出回数は1回。つまり、ほぼすべての試合で以下の4匹を選出したことになります。
何故、パールルを選出できなかったのかはよく分かりません。水が重そうな構築は多かったのに…
努力値:196-236-76-0-0-0
実数値:24-19-16-10-12-11
調整の意図
HAぶっぱ
耐性が優秀なポケモン。
いかくも候補でしたが、今回はこのルール以外で使うことはないであろう珠ちからずく型をせっかくなので使ってみることにしました。
技は補正がかかる3ウェポン+無難にまもる。まもるを切ってふいうちを入れてもよかったかもしれないです。
このレベルにして努力値を無駄なく振れるのはこの子の偉いところですが、同速ゲーに負けてアイアンヘッドで怯む、という場面があったので、無駄が出ることを考慮してもSに振った方がよかったかもしれません。おいかぜ下でプテラと同速(ニューラ抜き)にもなりますし。
いかく込みでも火力は高く、使いやすかったです。
努力値:36-236-0-0-0-236
実数値:25-24-14-9-16-18
調整の意図
ASぶっぱ
高火力で相手をねじ伏せる役。
最初はくろおび(Hクチートが確定)あたりで考えていましたが、インファイトでプテラを最低ダメージ以外一発で落とせることに気付き、スカーフに変更しました。
いかくが入っても並以下の耐久なら乱数1発で持っていける。
A種族値125から一致120技を振り回し、下手な耐久ポケモンが努力値を振ったレベルの耐久を持つこのムシキングはリトルに存在してはいけないポケモンだと思った。
努力値:0-236-76-0-0-196
実数値:24-20-14-10-14-24
調整の意図
ASぶっぱ
リトルバトル最速と名高いニューラをも抜き去る実数値24のすばやさからいわなだれを放つクソポケ。
地面耐性が欲しい→プテラ
炎耐性が欲しい→プテラ
となる様はまさしくクソだった。
無難に強いおいかぜ起動マンとして活躍してくれました。
努力値:76-196-0-0-0-236
実数値:24-24-12-12-12-17
調整の意図
ASぶっぱ
くろいメガネダメおしの火力が凄まじかった。
トリパはプテラアブソルの並びだけで半壊させられるほど。
搦め手を封じるためにちょうはつを挿しました。
また、本来ははたきおとすのところはふいうちにする予定だったのですが、育て屋でレベルを上げたらにらみつけるがふいうちを上書きしてしまい、それに気付かずレポートを書いてしまうというアクシデントがあり使用できず(レベル技の遺伝なので思い出すこともできない)。
ファイヤーよろしくなかったことにしたかった()
反省点
①いかくに弱い。
主力がオール物理なので当然ですが、いかくをぐるぐるされるのはきつかったです。
1回くらいなら意に介さない高火力軍団ですが、いかく2匹におにびまで絡むと流石に苦しい。
パールルをもう少し活かせるパーティにしたかったですね。
②ねこだましに弱い
元々ガルーラだった枠をヘラクロスに変更したため、ねこだまし持ちが消滅。
その結果、相手のねこだましがめちゃくちゃ辛かったです。
ガルーラは正直、そこまで強くない感じがしたので入れるならヤミラミでしょうか(多分、猫切るけど)。
感じたことなど
環境などまったく分からない状態からパーティを考えましたが、予選を抜けられる程度のパーティは組めました。
しかし、それ以上へ行くには前述の弱点をカバーをする必要があった、というところでしょうか。
オフ自体ですが、あんな感じのゆるゆるgdgdフリーダムなオフはすごく好きです。
もちろん、まさしく真剣勝負といった雰囲気のガチなオフも好きです。
ただ、ああいった雰囲気は少人数ならではというか、大規模になればなるほど味わえないものなので、オフの規模で参加を決めている方は一度参加者10人~20人程度のオフへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
そして、3位決定戦ではアクアテールガルーラが、決勝戦ではじしんガルーラがそれぞれ決着をつけたので、我々はガルーラ環境から逃れられない運命にあるようです。
おわり